開運!おせち料理

開運!おせち料理

53 By The Sea では、初の試みである「おせちBOX」を2023年のお正月に向けて発売しております。大人3名様分を目安にしたこのおせち料理は、2段の木製の重箱に、19品目が見栄え良く詰められています。
日本の伝統料理であるおせちには、一品一品に福を招く意味が込められています。中にはダジャレのような語呂合わせもありますが、それぞれの意味を知ることで、新年会のお愉しみのひとつになればと思い、ご紹介いたします。

一の段

  • 蛸の酢の物

    幸運と厄除け
    「たこ」は「多幸」と当て字ができ、縁起が良いとされています。またお正月に食べると、蛸が墨を吐いて敵の目をくらませるように、その一年は災難を避けることができると信じられています。

  • 栗きんとん

    富と金運
    栗は「勝ち栗」という言葉があるように、古くから武士が戦いに持参した縁起物です。また「きんとん」とは黄金色の布団や箪笥などの家具を指し、富と繁栄を意味しています。これらを合わせた栗きんとんは富を勝ち取るとされています。

  • 黒豆

    勤勉な一年
    「まめ」という言葉は手間を惜しまず率先して従事する働き者を表す言葉です。お正月料理に必ず黒豆が入っているのは、これにあやかって勤勉な一年を目指そうという意味が込められています。

  • 昆布巻き

    幸福と繁栄
    語呂合わせになりますが、昆布が縁起物とされるのは「よろこぶ」を連想するからです。また、「よろ」の部分を「養老」と当て字することで、不老長寿の意味も加わり、長く続く幸福と繁栄を願う料理となりました。

  • 鰻クラブ・ケーキ

    出世と成功
    急流を遡り、厳しい環境でも生き抜く鰻の逞しさ、そして「うなぎ上り」という言葉のように、漁師が捕まえようとすると滑る体をくねらせて上へ上へと、まるで空へ昇るように逃げる姿から、出世の象徴とされるようになりました。

  • 紅白なます

    家庭円満
    お祝い事などで使われる紅白の水引に見立てた紅白なますは、水引と同様に、家族に富と平和をもたらす縁起の良い料理とされています。

  • 金柑の甘露煮

    富と金運
    黄金色に輝くキンカンの甘露煮はおせち料理に花を添える一品。「金冠」と当て字することで、きんとんと同様に富と金運をもたらすとされています。

  • 伊達巻

    学業成就
    伊達巻の形が学問書の巻物の姿に似ていることから、お正月に食べると、その年の学業が成就し、知性が増すとされています。華やかな見た目から、お洒落を意味する「伊達」と名付けられたとの説もあり。

  • 数の子

    子孫繁栄
    数の子の親であるニシンは一度に3万~10万個もの卵を産むそうです。そのため、子だくさんで子孫が繁栄する縁起物とされ、おせち料理に欠かせない一品となりました。


二の段

  • はまち西京焼き

    出世と成功
    成長と共に呼び名が変わり、また味やその価値が増す魚を「出世魚」と言います。体長が80センチを超えると「ブリ」となるハマチは出世魚の代表格で、お正月に食べると出世するとされています。

  • ロースト・ビーフ

    * 西洋の食材なので意味はありません。

  • 紅白かまぼこ

    新年の縁起物
    輪切りにした姿が初日の出を連想させることから、縁起の良い紅白のかまぼこはおせち料理に欠かせません。日本古来からお祝い事に紅白が用いられるのは、赤は祝い事、魔除け、誕生などを意味し、白は神聖、浄化、死などを意味することから、この2色を組み合わせることで吉事や人生を表現していると言われています。

  • 柚子釜いくら

    子孫繁栄
    鮭もニシンと同様に一度に沢山の卵を産みます。そのため、お正月料理では子だくさん、子孫繁栄を願って食されます。
    * ハワイでは生の柚子の大量入荷が困難なため、カラマンシーで代用しています。

  • 豚肉の八幡巻き

    細く長く続く幸せ
    ゴボウの産地として有名な京都の八幡に因んで名づけられたこの料理は、肉や鰻などに巻かれたゴボウが主役です。細くて長いゴボウのように、穏やかに末永く続く幸せを願って食されるようになりました。

  • 煮しめ

    家族の絆、家庭円満
    お煮しめは地域や家庭によって異なる食材や作り方がありますが、様々な種類の山の幸を煮物にし、一緒に盛り付けた料理です。同様に、ひとりひとり個性のある家族の一員が団結し、家庭を盛り立てて行けるようにと願って食されます。

  • 海老艶煮

    長寿祈願
    エビの丸まった背と長い髭は、年齢を重ねた老人の姿を連想させることから、お正月料理では長寿を願って、尾頭付きのエビを用いるようになりました。

  • 手綱蒟蒻

    緊褌一番・良縁結び
    馬を操る手綱に見立てた手綱こんにゃくは、気を引き締めて何事にも望む強い心を持つという願いと、こんにゃくの形を結び目に見立て、良縁結びを願う、という二通りの意味があります。

  • 煮アワビ

    長寿祈願
    アワビの寿命は15~20年と言われており、貝類としてはかなり長いことから、長生きの象徴とされ、お正月料理では見栄え良く姿煮にして、長寿を願うようになりました。

  • きんぴら蓮根

    先見の明
    沢山の穴が開いたレンコンは見通しの良さを表しています。将来が良く見通せる、先見の明を持てるようにと願って、お正月料理の一品として食されています。


* ご好評につき、おせちBoxは完売となりました。
皆様が良いお年をお迎えくださいますよう、スタッフ一同心よりお祈り申し上げます。